給与管理システムと受発注・売上・請求管理システムについて、「いま絶対に必要な機能」と「後のフェーズに回せる機能」を整理しました。機能を“削る”のではなく“やる順番を決める”ことで、初期コストを抑えながら現場運用を確実に回します。
CSV取込・売上自動生成・請求・月次締めなど、「これが無いとExcelに戻る」中核機能をPhase 1に集約。最短で日々の運用に乗せます。
配車ボードのフルUI・残業精算・帳票拡充など、運用が安定してから磨き込むべき機能。実運用の声を反映して作れます。
年次分析帳票・輸送履歴活用・受発注→給与の自動連携など、データが溜まってこそ価値が出る領域を最後に。
すべての業務の起点。配車・売上・請求がここから連鎖する。
車両・ドライバー・積載馬の配置。日々の業務の中核。
配車完了から売上を自動作成。手入力排除という今回のDX価値の本命。
売上回収に直結。月次の請求業務が止まると運用不可。
入金記録と消込。経理運用に必須。
データ確定とロック。基幹システムとして外せない要件。
馬・施設・得意先・運賃など。システム成立の前提条件。
ホワイトボード代替の最低限。一覧/簡易カレンダーで運用は開始できる。
| 機能 | 調整の考え方 | 移行先 | 概算圧縮率 |
|---|---|---|---|
| 配車ボード(フルUI)カスタムUI/日付マトリクス/色制御 | 最も重い機能。Phase 1は一覧ビュー+簡易カレンダーで運用開始し、ホワイトボード完全再現は運用が固まってから作り込む。 | Phase 2 | 10〜25% |
| 分析・レポート(年次帳票)年次6種・売上ランキング等 | Phase 1は請求書・売掛一覧・月次売上の最低限のみ。年次帳票はデータが1年分溜まってからで十分。 | Phase 3 | 5〜14% |
| ラフ予定の書き込み機能週単位の予定枠・メモ運用 | 本配車とは別概念で、UIが重くなりやすい。Phase 1は備考メモ運用で代替可能。 | Phase 2 | 4〜9% |
| 荷台積載位置UI7ポジションの視覚レイアウト | 見た目の割に実装が重い。Phase 1は位置をドロップダウン/文字列で管理し、図解UIは後追い。 | Phase 2 | 2〜5% |
| 馬の輸送履歴表示過去実績・前回注意事項の参照 | 検索UI+関連データ表示が必要。データが蓄積してから価値が出るためPhase 3向き。 | Phase 3 | 2〜4% |
| 入金消込の自動判定一致/不一致/一部入金の自動判定 | Phase 1は完全一致のみ対応。相殺・調整を含む複雑判定はPhase 2で精緻化。 | Phase 2 | 2〜4% |
4区分の従業員情報・報酬体系。全機能の基盤。
役員・事務員・時給制の勤怠。手入力地獄を避ける根幹。
デジタコCSVの取込。ドライバー給与の根幹。
距離・フェリー・宿泊。手当計算に必須の入力。
全要素を集約する給与システムの中核。
TKC PX4への転記支援。現場工数削減の本命。
月次給与一覧など最低限の帳票。無いと実運用不可。
複数アプリ横断の集計。手計算への逆戻りを防ぐ。
| 機能 | 調整の考え方 | 移行先 | 概算圧縮率 |
|---|---|---|---|
| 未精算残業計算(D4)固定残業との差額・深夜・休日 | 法定計算・例外が多い危険領域。Phase 1は「固定残業込みの簡易集計」で運用し、実残業との差額精算はPhase 2で本実装。 | Phase 2 | 15〜25% |
| 帳票の作り込み複数フォーマット・Excel出力 | 帳票は要望が増殖しやすい。Phase 1はPDF1種+月次給与一覧に絞り、追加は実運用の必要に応じてPhase 2で。 | Phase 2 | 6〜12% |
| フェリーロード精算(D5)ナンバー突合による福利厚生還元 | 本来の給与計算業務ではない福利厚生機能。CSV突合の例外も出やすく、後フェーズに回しやすい。 | Phase 3 | 6〜14% |
| TKC入力支援のコピーUI項目別コピー・社員ナビ | Phase 1は社員別の一覧表示のみ(必要ならCSV出力)。ワンクリックコピーUIはPhase 2で追加。 | Phase 2 | 3〜9% |
| リアルタイム計算UI入力しながら手当額を即時反映 | Phase 1は保存時に再計算する方式で十分。入力中の即時プレビューはPhase 2でUX向上として追加。 | Phase 2 | 3〜6% |
本資料の「マスト機能+初期構成」をベースに、Phase 1に含める機能を協議のうえ確定します。
機能概要書に記載の未確定事項(月平均所定労働時間、CSVフォーマット、コード体系統一、データ移行範囲等)を確認し、見積前提を固めます。
Phase 1の確定スコープに対し、正式お見積りをご提示します。Phase 2・3は運用開始後に改めてご相談します。
要件定義/ディレクションサポートと並走しながら、Phase 1の構築に着手します。